1. CRDS新原理メモリチーム
Date: 2013.05.08
佐藤は、2012年度、JST研究開発戦略センター(CRDS)において、新原理メモリチームのメンバーを努めた。
このページは、本グループの活動の一端の記録である。
ワークショップ「超長期保存メモリシステムの開発」開催
日時:2012.11.16, 13:00-18:30
場所:K's五番町 4F 会議室F
開催趣旨
ワークショッププログラム
ワークショップ・レポート速報版
ワークショップ報告書
2013.3 (ワークショップ報告書)科学技術未来戦略ワークショップ「超長期保存メモリ・システムの開発」/12WR07
のExecutiv summaryがWebにアップされた。
エグゼクティブサマリー:
現在のデジタル情報社会を支えている電子技術開発は、情報の処理を行う技術の開発に集中している。その一方で社会の連続性、永続性を担保するために必要な記憶の保存・保管を行う技術の必要性に対する認識は不十分である。その結果、処理系の技術と保存・保管系の技術の間に大きなギャップが生じており、文化、科学情報など短期に経済的価値を生むことが期待できない情報の継承が危ぶまれている。現在の高度電子情報社会の更なる持続的発展を保障するためにはこのギャップを埋めることが重要である。本ワークショップは、現在あるいは将来の処理系の技術に見合った保存・保管系の技術とは何なのか、さらにその開発を促進するための議論を行い、共通認識を醸成することによって有効な研究開発戦略策定の一環となることを目指して開催した。
本文pdf(6.6MB)
戦略プロポーザル
2013.04 (戦略プロポーザル)デジタルデータの長期安定保存のための新規メモリ・システムの開発/12SP07"
エグゼクティブサマリー:本提言は,今後の情報爆発時代に急激に増加すると予想されるデジタルデータを長期間安定に保存し,かつ読み出しと意味理解を保障(※)する「新規メモリ・システム」の開発に関するものである。
現在のデジタル情報社会を支えている電子技術開発は,情報処理を行う技術開発に集中しており,情報を長期的に保存する技術に対する認識は不十分である。その結果,データの保存期間は10 年程度しか保証されておらず,歴史,文化,科学情報など後世に残す事に意味のある情報の継承が危ぶまれている。本提言では,この状況に対処すべく,信頼性の高い超長期保存メモリ・システムを開発するための重要研究開発課題とその推進方法を提案する。保存期間の目標としては,まず,100 年程度をターゲットとし,その実用化を踏まえて,次のステップとして,500 年から1000 年程度を目標とする。
本文pdf(1.25MB)
科学新聞連載
「デジタルデータ長期安定保存に迫る危機」
科学新聞2013.4.19;連載第1回
科学新聞2013.4.26;連載第2回
科学新聞2013.5.03;連載第3回
関連アウトリーチ
メンバー
チーム総括:田中一宣(ナノテクノロジー・材料ユニット上席フェロー)
アドバイザー:佐藤勝昭(ナノテクノロジー・材料ユニットフェロー)
リーダー:河村誠一郎(ナノテクノロジー・材料ユニットフェロー)
メンバー:鈴木慶二(電子情報通信ユニットフェロー)
永野智己(ナノテクノロジー・材料ユニットフェロー)
馬場寿夫(ナノテクノロジー・材料ユニットフェロー)
江連三香(特任フェロー)
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