
アムステルダムからインターシティ(急行列車)に乗って1時間半でオランダの東部、ドイツとの国境に近いこの町につきます。
落ち着いたたたずまいのこの町はワールス川(ドイツ語ではライン川)の河畔にあり、氷河の運んできた堆積物のために丘が形成され、決して低地ではありません。歩け歩けオリンピックが開かれることでも有名です。
ベルヒエンダル(Berg en Dal=Hill and Valley)の地区は景勝地で、国のハイキングコースN70にも指定されています。中世風の修道院
Notre Dame des Angesも見られます。
駅の西側には、ワールス川を行き来する貨物船のための
港湾(Waalshaven)があります。
河岸に近いところには古代遺跡の城壁跡や古い
教会があり、駅近くには
古代の塔も見られるなど歴史のある町です。
聖スチーブンス
St.Stevens教会の
聖堂の前には
広場フロートマルクトGrotemarktがあり、月曜日と土曜日には市が立ちます。昔貨幣の測量所だった
古い建物はビヤレストランになっています。モーレン通りには
モダンな教会の塔もあります。
この町の外れのヘイエンダールHeyendaalに
ナイメーヘン大学Katholike Universiteit Nijmegenがあります。大学は、古い領主であるヘーエンダル家のの領地を買収して作られたので、
領主の城が残っており、
大学の施設になっています。大学の裏手には公園があり、しゃれた
馬小屋も見られます。
作者は、非線形磁気光学効果の研究のためこの大学の
材料研究所(当時)(Theo Rasing所長)の研究室に2ヶ月滞在しました。