エレクトロニクスII 佐藤勝昭教授(量子機能工学研究室)2002年度後期第2回配付資料 H14.10.11
金曜日1限 12番教室 テキスト「電子回路」
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第2回講義で学ぶこと
前回行った復習テストの結果はさんざんなものでした。これにもとづいて、エレクトロニクスIで学んだことになっている電気回路の基礎のポイントを復習します。
前回のテスト 平均35.1点
最高90点(2名)、80点台 2名、70点台 3名、60点台 2名
50点台 1名、40点台 5名、30点台 13名、20点台 5名
20点未満 26名
キルヒホッフの法則
第1法則:電流法則、第2法則:電圧法則
線形結合(重ね合わせの法則)
例:電圧源と電流源があるとき、電流源の部分を短絡した回路の電流と、電圧源の部分を解放したときの電流を重ね合わせれば、2つの電源のある回路の電流を求めることができる。
sin,
cosのかわりにexp(jωt)を考える。位相の考え、複素数の意味
抵抗R、キャパシタC、インダクタL, それぞれのはたらきとその物理的意味
抵抗:電圧と電流の間に位相の変化なし。I=E/R=E0
exp(jωt)/R
キャパシタ:電流の位相が電圧より進む。E=∫(I/C)dt→I=CdE/dt=jωCE
インダクタ:電流の位相が電圧より遅れる。E=LdI/dt→I=∫(E/L)=E/jωL
インピーダンス 交流に対する電流と電圧の関係の係数です。
E=ZIとしてZをを求める。キャパシタZ=1/jωC、インダクターZ=jωL
インピーダンスマッチング
電源側と負荷側のインピーダンスの関係を調整すれば負荷に供給できる電力を最大にできる。
共振回路;共振周波数ω0、Q値
練習問題 配布
宿題(10/25提出)とします。