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- 初磁化状態で磁化がないのは、静磁エネルギーを下げるため全体がさまざまな方向の磁化をもつ磁区に分かれ、全体の磁化が打ち消されているからである。(正解者:二村、山根、湯舟、堀越、石田、藤井宏、藤原、小山、山本)
- 磁界を印加すると、磁壁移動が起きて、磁界と平行な磁化をもつ磁区が広がる。ある程度磁壁移動が進むと、磁化回転が起きて、全体が単磁区になり、これ以上磁化は増大しない。これが飽和である。(正解者:二村、湯舟、石田、藤原、小山、山本)
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- 常磁性
- ランジェバンの常磁性
- パウリの常磁性
- バンブレックの常磁性
- 反磁性
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- 常磁性というのは英語のparamagnetismの和訳*である。
- ランジェバンの常磁性
磁界を加えないと、原子磁気モーメントはバラバラな向きを向いているが、磁界を加えると、磁気モーメントの向きが磁界に平行(parallel)になろうとして回転し、全体として正味の磁化を生じる現象である。
- パウリの常磁性
スピン常磁性は、非磁性金属において↑スピンのバンドと↓スピンバンドが分裂することによって生じる磁性で、フェルミ縮退のある系では磁化率の温度変化がほとんどないような常磁性を示す。
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- 常磁性塩の磁気モーメントのH/T依存性(Henry:PR 88 (’52) 559)
- 強磁界、低温では常磁性磁化は飽和する
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- 常磁性共鳴
ESR(電子スピン共鳴)
メーザー(マイクロ波のレーザー)
NMR(核スピン共鳴)
- 断熱消磁による冷却
- 固体レーザ(常磁性イオンの光学現象)
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- 磁気共鳴法:微量の点欠陥のキャラクタリゼーションに力を発揮する。
- 磁気共鳴:磁界中におかれた磁気モーメントが特定の周波数の電磁波を共鳴的に吸収する現象。
- 電子・原子核・ミュオンのスピンがあり、それに対応して、磁気共鳴には電子スピン共鳴(ESR)、核磁気共鳴(NMR)、ミュオンスピン共鳴(μSR)がある。
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- 1945年BlochのグループがNMRの理論と実験に成功(Stanford大)
- 1945年Purcellがスピン共鳴緩和の古典論を、Bloembergenがスピン緩和の量子論を確立(Harvard大)
- 1945年Zavoisky(ソ)が電子常磁性共鳴を発見
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- EPR:感度=1014spin/cm3 ;FT-ESRは更に高感度
- NMR:感度低い→最近のFTNMRにより同程度
- 二重共鳴法
- ENDOR: ESRを用いてNMRを見る
- ODMR: 光吸収・発光をモニタとしてESRを見る
- ODENDOR: 光吸収をモニタとしてENDORを見る
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- dM/dt=g[M´H0]
- H0//zとすると
d2Mx/dt2=-g2H02Mx, d2My/dt2=-g2H02My
- 固有振動数
w=|g|H0
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- ge=(電子磁気モーメント)/(電子のスピン角運動量)=-geemBS/hS=-gee/2mc
- ゼーマン分裂
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- 結晶中に不純物原子や空孔などの点欠陥が不対スピン電子を束縛している場合ESRが観測される。また、結晶界面や非晶質においてダングリングボンドがある場合にもESRが観測される。
- 特に、不純物として遷移金属原子を含むときは、d電子やf電子が不完全殻を作るため不対スピンが生じ、EPRセンターとなる。
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- 自由原子・イオンのd電子は原子核の近くに局在しており多電子系のエネルギー状態(多重項として記述される)をもつが、結晶中におかれると、d電子は母体原子と共有結合を作り、これによってエネルギー状態は分裂する(あたかも結晶中のイオンのつくる電界によって分裂するように振る舞うので結晶場分裂と呼ぶ)。
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- 8面体配位:イオン結合性強い
- 反転対称性をもつ
- t2g軌道はeg軌道より低エネルギー
- 4面体配位:共有結合性強い
- Dtet=(4/9)Doct
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- 零磁場分裂ないとき:等間隔に分裂→1本の共鳴線
- 零磁場分裂あるとき:3本の共鳴線
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- H=mBSgH0+D{Sz2-S(S+1)/3}+E(Sx2-Sy2)
- 第1項:Zeeman項
- 第2項:1軸異方性
- 第3項:2軸異方性
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- Kramersの定理:奇数個の局在電子を含む系(Cr3+、Fe3+、Eu2+など)では結晶場分裂によって完全に縮退が解けることはなく、常にスピン2重項(±1/2のスピンをもつエネルギー状態が縮退している状態)が残る。
、偶数個の電子を含む系(Cr2+、Fe2+、Tb3+など)では、偶然縮退がない限り2重項とはならない。
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- 共鳴磁界の角度変化をともなう5本の微細構造をもつ共鳴線:Fe3+(3d5)
- H//cにのみ現れる異方性のg//=8.15の共鳴線:Cr2+(3d4)
- 等方的なg=11.95の共鳴線: I族あるいはIII族の関与する真性欠陥?
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- ドナーのEPR:g<ge=2.0023
- Siのドナー
- g-gc=-2.5x10-4 (P donor), -3.8x10-4 (As donor)
- ここにgc=1.99845;
- g//-g^= 1.03x10-3 (P donor),
1.10x10-3 (As donor)
- アクセプタのEPR:g>>ge
- 価電子帯はスピン軌道相互作用を受けておりSはよい量子数ではなく通常はEPRが観測されない。
- 低対称場があれば、スピン成分が分離→EPR観測
- CuAlS2のVCuアクセプタ:g=2.019(光誘起A信号)
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- THM-grown crystal
- A信号:異方的
- I信号:等方的
- Se空孔(VSe)
- H2-annealで増大
- O2-annealで減少
- 792nmの発光:CB-VSe遷移
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- 第1項:hyperfine interaction;その電子が束縛されている原子核の核スピンI0からの有効磁界による相互作用エネルギー
- 第2項:super hyperfine interaction; 周りの原子核の核スピンIkからの有効磁界によるエネルギー
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- CuAlS2:Vの信号には8本の超微細構造:Vの同位元素の51V(I=7/2)による超微細分裂。
- Ti3+の共鳴線には超微細分裂因子A=7.379×10-4cm-1をもって等間隔に並んだ21本の超微細構造;Tiの第2隣接の27Al核(I=5/2)からの超微細相互作用:
第2隣接のAlの数が4個→Alサイトを置換
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- 2本の共鳴線のそれぞれが配位子による5本の超微細構造(強度比1:4:6:4:1)を示す。
- 2本の吸収線→中心原子核のI=1/2
- 5本の超微細構造→Imax=2→配位子のI=1/2が導かれる。
- このESRはPGa(4個のP原子で囲まれたP)に同定
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- CuAlS2単結晶をキャビティに入れて光を断った状態で温度を低下し、キセノンランプの白色光を照射→照射前に見られた残存Fe不純物のESR信号が減少し正孔によるESR(g=2.019)が現れる。
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- A信号: 365nm(3.39eV)の光の照射で励起。
- A信号の温度変化のアレニウスプロットからEa=190meV。
- このEaを励起スペクトルのピーク位置3.39eVに加えると3.58eVとなりCuAlS2のEg=3.55eVに一致。
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- 低温で等温状態で強い磁界をかけてスピンを整列させると、P1→P2のようにエントロピーが低下する。(このとき発生する磁化熱は液体ヘリウムなどで除去。)次に断熱的に磁化を取り除くと温度が低下(P2→P3)する。
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- 大多数の非磁性物質は軌道磁気モーメント、スピン磁気モーメントともに持たない。
- しかしこれらの物質に外部から磁界を加えると逆向きの磁化が発生する。このような性質を反磁性という。
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- 磁界中での自由電子のローレンツ力による運動を考える。
- 磁界を中心軸とする螺旋運動がおきる。この螺旋運動は、磁界と逆向きの磁気モーメントをともなう。
- しかし、境界のある媒体中では、境界での螺旋運動が壁と衝突しながら起こるため打ち消してしまう。
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- 角周波数ωで電子が周回しているとする。軌道の磁気モーメントmをもつ。
- 磁界Hを加えるとmが歳差運動をする。
- 電子は外部磁界に対して逆向きの磁化Dmを生じるような周回運動をし環状電流が生じる。
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- 反磁性は、非磁性物質において、磁界によって電子軌道の螺旋運動が生じて、Landau準位に量子化されることによって磁界と逆向きの磁化が生じる効果である。
- 日本語では紛らわしいのですが英語では反磁性はdiamagnetism、反強磁性はantiferromagnetismでまったく違った現象である。
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- 積算電力計:アルミ板の反磁性を利用
- 強磁場による磁気浮上:壁に触れずに融解などができる
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- 反磁性体は磁界の変化を妨げるように逆向きの磁化を生じる。それではなぜ強い静磁界のもとで反磁性体を浮かせることができるのか
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