電磁気学B 第13回講義(2005.02.03, 2)

0035番教室 教員名:佐藤勝昭

HP: http://www.tuat.ac.jp/~katsuaki E-mail: satokats@cc.tuat.ac.jp

 

16章:巨視的電気力学:ポイントのみ


磁場中の電流による力:
フレミングの左手の法則; 
(親指)=電流(中指)×磁束密度(人差し指)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

導体を磁場中で動かしたときに生じる起電力:
         
フレミングの右手の法則; V=BLv

              外力の方向:親指、

              磁束密度:人差し指、


              起電力により流れる電流の方向:中指

 


 

17章 マクスウェルの方程式

 静電場、静磁場に対する基本法則

変動電場、変動磁場に対する基本法則

divD=r (7.15) p.73

divD(x, t)=r (x, t)

divB=0 (10.39) p.107

divB(x, t)=0

rot H (x, t)=j (10.46)

または、

rot B (x, t)= m0 j

rot H (x, t)=D(x, t)+j

または、

rot B (x, t)=m0(D(x, t)+j)  (17.11)

rot E (x, t)=rot (-gradf)=0 (10.22)

rot E (x, t)=-B(x, t)  (17.12)

·  静電場、静磁場の場合との違い:変位電流の項、電磁誘導の項が付け加わっている。

·  変位電流:コンデンサの極板上の電荷が時間的に変化するときコンデンサを充放電する電流が流れる。

面積Sの2枚の向かい合う極板に±sの電荷があるとする。
より

E=s/e0

 
極板上の電荷Qsに面積Sをかけて、

 両端を導線で結ぶと電流が流れ時間とともに変化する。これにつれて電荷も変化する。

 となるので、は電流密度と同じ働きをすると考えられる。

 

·  電荷保存則(連続の方程式)
divD=r (7.15) を変動する電荷密度に拡張
divD(x, t)=
r (x, t)
この式の両辺を時間で偏微分
 
とおくと連続の方程式を得る。

·  (10.46)式を変動する電磁場に拡張

(10.46)の両辺にm0をかけて、rot B (x, t)= m0 j

右辺のjに変位電流を加えて、  (17.11)を得る。

·  電磁誘導の取り入れ

1巻きのコイルを貫く磁束をFとすると、誘導起電力は

左辺の起電力は、電場Eをコイルに沿って線積分して得られる。

両辺を微小面積Sで割ると

右辺は、

·  従って、  (17.12)を得る。

 

 

·  変動する電磁場の場合は、コンデンサの極板もコイルの導線も要らない。導線回路がなくても磁束密度の変化があれば空間に電場が発生すると考える。