電磁気学B 第7回講義(2005.01.07)

0024番教室 教員名:佐藤勝昭

HP: http://www.tuat.ac.jp/~katsuaki E-mail: satokats@cc.tuat.ac.jp

 


7回に学ぶこと

保存場の回転rot

ベクトルポテンシャル

アンペアの法則の微分形

 

ベクトル場Aに対して微小な矩形の周に沿って線積分を計算

 

電場や薄板磁石の作る磁場のような保存場はスカラーポテンシャルfgradとして求められる。

このような場合、場の回転はゼロになる。なぜなら、たとえばz成分について

同様にして、x成分、y成分も0になる。

ベクトル場に任意の保存場を付け加えてもその回転は変わらない。すなわち

 

ベクトルポテンシャル:あるベクトル場(たとえば磁束密度B)がベクトルAの回転(rot)として与えられるとき、ABを生成するベクトルポテンシャルという。

スカラーポテンシャル(磁位)は、電流の流れていない場合に位置の関数として定義できるが、電流が流れているときは、電流の作る磁束線に沿ってポテンシャルを計算すると一周しても元に戻らず、位置の多価関数になってしまう。磁束密度Bをベクトルポテンシャルにより定義するときは、任意の保存場の分だけ任意性が残される。

 

問題

z軸の方向を向いた一様な磁場(正確には磁束密度)B=(0,0,B)を生成するベクトルポテンシャルは無限個ある。次に示すA1, A2, A3のいずれからも同じ磁場が生成できることを示せ。


また、これらのベクトルポテンシャルの差が、スカラーポテンシャルからgradによって生成される保存場であることを示せ。

 

 

 

 

ベクトルポテンシャルAの電流密度j(r)による定義

これよりビオサバールの法則を導く

磁束密度Bを用いれば、磁性体が存在する場合にも適用できる。

 

磁束密度は湧き出しがない

このことは単極磁荷が存在しないことと同等である。

 

アンペアの法則の微分形

 

テキスト ボックス: 教科書ミスプリ訂正:
p.104の一番下の式からp.105の(10.29)式までは、(10.27)式の被積分関数を計算しているので、
òòò・・・・dx’dy’dz’は不要です。